10月に季節外れのお祭りがあります。
全てのPHPerのための祭典、PHP Matsuriです。
ご存知の方も多いと思いますが、昨年の同月にCakeMatsuriTOKYO2009というCakeBakerのためのイベントがありました。
このイベント、無料、低価格の勉強会が多い中、参加費が2日通しで約2万円と高価格でした。
しかしながら、2日間で参加人数100名以上、ワークショップあり、CakePHPの事例ありで大盛況に終ったイベントでもあります。
もちろん、私もこのイベントには参加させて頂き、恥ずかしい内容でLT枠で講演しました。
このイベントで知り合った方は、今でもTwitterや他のイベントで仲良くさせて頂いています。
イベントの盛り上がりとその規模の大きさは、青年団と参加者の方々のブログを見ればお分かりになると思います。
- CakeMatsuriが盛況のままに終了しました!
- 2009年CakePHPの一大イベント、CakeMatsuri終了!
- CakeMatsuri無事終わりました
- CakeMatsuri 2009 TOKYO ふりかえり
- Cake Matsuri TOKYO 2009が終りました。
- 【CakePHP】CakeMatsuriTOKYO2009ワークショップお疲れ様でした!
さらに見たい方はこちらのフォーラムをどうぞ。
このCakeMatsuriが進化し、パワーアップしたのが今回のPHP Matsuriです!
PHP Matsuriとは
詳しい内容は以下の公式サイトを見て頂くとして、ここでは公式サイトの内容とその見所をまとめてみます。
PHP Matsuriではいくつかの枠に分かれているようです。
- ハッカソン
- ワークショップ
- 講演
ハッカソンがベースとなり、参加者は自由にワークショップや講演を聞く形式を取ります。
ハッカソンとは何?という方は居ないと思いますが、一応説明を引用します。
A hackathon, a hacker neologism, is an event when programmers meet to do collaborative computer programming. These events are typically between several days and a week in length. A hackathon refers not simply to one time hacks, but to a specific time when many people come together to hack on what they want to, how they want to – with little to no restrictions on direction or goal of the programming.
Wikipediaより
PHPMatsuriはハッカソン形式のイベントです。ハッカソンはhackとmarathonを合成した造語で90年代末からアメリカのインターネット企業が始めたのが発祥と言われています。学生、個人など幅広くのエンジニアがPCを持ち寄りさまざまな技術情報を交換し夜を徹して開発を進め、翌日に成果を講演しあうのが典型的なスタイルです。
公式サイトより
決められた時間で”自分の作りたい何か“を一致団結、みんなでワイワイしながら作る。
まさにハック + マラソン。
PHP Matsuriでは朝10時から翌日12時の間で開発が行われるようです。
みんなで面白いものを作って、盛り上がろう!という感じですね。
最後に3分間で講演し、ハッカソン賞、ドキュメント賞、パフォーマンス賞という3つの賞もあるらしいですよ。
商品もあるんでしょうか?
このハッカソンだけでも十分、盛り上がりそうですが、それと平行して見所のある”ワークショップ“と”講演“があります。
講演
PHPフレームワークに関わるコアデベロッパーの方の講演が特に見所です。
現在、公式サイトで載っているのは以下の方々の講演です。
コアデベロッパーを始めとした海外の方の講演は、同時翻訳もしてくれるようですよ。
公式サイトから紹介文を引用します。
- Nate Abeleさん (@nateabele, Lithium公式サイト)
- CakePHPの開発に4年に渡って貢献したリードデベロッパとして知られる。その中で全く新しい構造を追求したフレームワークの開発を着想し当初はcake3として開発を開始。その後、Lithiumとして独立に至る中心的な役割を果たす。ニューヨーク在住、趣味はギター。
- Joël Perrasさん (@jperras, NERDERATI)
- オープンソースに7年以上関わり、CakePHPのコアデベロッパでもあり、Lithiumの創設メンバーとしても活動。最近はNoSQLに関する活動にも尽力。カナダ在住。今回が2度目の来日。
- Graham Weldonさん (@predominant, Graham Weldon)
- CakePHPの中でも特に要望の高いメンテナンスに継続的に携わり、またCakePHPを活用するCakeDCの一員としても活動中。昨年の来日以降、日本語も学習中。オーストラリア在住。
- Kris Wallsmithさん (@kriswallsmith, Kris Wallsmith)
- symfonyのプロジェクトにてリリースマネージャを務める。多忙な中、緊急来日での講演。アメリカ在住。
Lithiumの講演”フレームワーク嫌いの人の為のフレームワーク Lithium“は是非聞いてみたいところですね。
Baker必見かと。
詳しくはこちらのタイムテーブルから。
ワークショップ
ワークショップではコアデベロッパーの方々から直接指導してもらえるようです。
こんな機会滅多にありませんよね。
現在、公式サイトのタイムテーブルに載っているのは以下のワークショップです。
- Symfony2 ワークショップ by Kris Wallsmith
- CakePHP ワークショップ by Graham Weldon
- Lithium ワークショップ by Nate Abele & Joel Perras
個人的にはやはり、Nate AbeleさんとJoel PerrasさんによるLithiumのワークショップが気になるところ。
これまた、Bakerには外せないワークショップだと思います。
ただし、ワークショップは通訳がつかないそうですよ。
しかし、自分の世界を広げるチャンスですね。
こんな熱のあるイベント、今まであったでしょうか。
2日間のハッカソン、コアデベロッパーの方のワークショップと講演、2〜3人部屋に押し込められての泊まり込み(いや、ちゃんとした広い部屋でしょう。冗談です。)、…どれも魅力的です。
個人的には2万円の価値は十分にあるかと。
と、ここまで盛り上げておいてあれなのですが、私は行けません。
私の分まで楽しんできて欲しいので、こんな記事を書いてみました。
そして、来年また開催してもらうために…。
ぜひ、皆さんで盛り上げてください!
最後にイベントの概要を載せておきます。
[イベント概要]
- 日程: 2010年10月2日(土) 10:00 〜 2010年10月3日(日) 17:00
- 会場: 晴海グランドホテル
- 参加費用: 22,000円(会場利用料、食事4食、宿泊費込み)
- 募集人数: 100名
注意: 宿泊前提のため、1日だけの参加は出来ないようです。
9月31日からチケットが販売されています。残りどれぐらいなのでしょうか?
チケット購入はこちらからどうぞ!
あ、ちなみにこの公式サイトはCakePHPのCMS”Croogo“で出来てるそうですよ。
さすが、PHP Matsuriですね。